日本語教師の授業見学は短時間でスキルアップ!10のよかったこと(書き直し)

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日本語教師の授業見学は短時間でスキルアップ!10のよかったこと(書き直し)

今回のテーマは「日本語教師の授業見学は短時間でスキルアップ!10のよかったこと」です。
以前、授業見学の記事を書きましたが、あまりにもまとまりのない内容だったので、削除し、今回あらためて書き直しました。前の記事と被るところはご了承ください。




わたしは2020年12月、台湾の日本語学校で7人の同僚の授業を見学させていただきました。
授業を見学したことで、いろいろなことに気づかされたり、新しい知識を得たり、気になっていたことなど自分なりに整理することができました。
1人目の授業見学が終わった後、急遽決まった代講で初めて会った学生さんたちとコミュニケーションがうまく取れてビックリしました。終始、笑ってくれて、ろくに準備できなかったのにもかかわらずノリノリで授業ができました。実は代講って苦手だったんですよね。だいたいコミュニケーションとれてきたころに授業がおわるパターンが多く、胃が痛くなることもありました。

1人見ただけで、こんなに授業に影響でちゃうなんて、授業見学ってすごいと思いませんか。
そこで、授業見学をしてよかったことを書いてみました。

1.みんながやっているルーティン

見学1人目の先生が授業の最初に「今日は何月何日ですか」「昨日は何月何日ですか」「何曜日ですか」「週末、何をしましたか」などなど、学生とコミニュケーションとってたんですね。
すごく参考になったので、授業の後、そのことを話したら「みなさんやってますよ。わたしも授業見学で知ったんです」と答えてくれました。※たしかに7人中6人が実際にやってました。
それを聞いて、自分だけ知らないで1年半も授業してたのかと思うとゾッとしました(笑)
ルーティンは次の日の授業から実践しました。学生さんの反応は、とてもよかったです。
急な代講が入ったときも初対面の学生とすぐになかよくなれました。

2.発音の練習、発音の言い直しさせることの固定観念

台湾で中国語で話したとき、ちょっと発音が違うと、アーって何度も言われます。何回も言い直してるうちに心が折れちゃうんです。台湾人にはまったく悪気はないんですが、日本人にとっては、アーって言葉を返されるのは気分が悪くなります。
だからって、わけではないんですが、学生の発音が間違ってるとき、言い直しさせるのは3回くらいまでにしてます。それ以上やると凹んじゃうんじゃないかって思うし、養成講座でも「言い直しさせるのは必要ですが、しつこくしないように」と言われてた気がします(うる覚えですみません)
授業見学で発音にこだわる先生がいました。発音練習を何度も何度も行うし、言い直しも本当に直るまで、とことんやります。なのですが、学生さんたちみんな楽しそうに授業を受けていました。
わたしの【学生は絶対嫌がる】と思っていた固定観念がみごとに崩れさった瞬間でした!
発音はすごく大事なのに、あんまりしつこくやってはいけないと勝手に思いこんでいました。
でも、それは先生次第でどうにでもなることなんだって気づかされました。

3.質問はしつこくてもいい?

以前、他のクラスから来た学生さんのレベルチェックをするため、習ったところをしつこく質問してみたのですが、全然答えられなくて、フリーズしてしまったことがあったんです。同時期にフリーズした学生さんと同じクラスだったもう1人の学生さんには質問を板書して対応したのですが、また同じように答えられず。それ以来、学生に申し訳ない気持ちと恐怖で、あまりしつこく質問できなくなってたんです。
でも、授業見学で、これでもかこれでもかと、わたしの3倍くらいしつこく質問攻めしてる先生がいて、それを見て何か頭がスカッとして、しつこく質問できない恐怖は消えました。
※他のクラスから来た2人の学生は勉強不足でした。今はそれを見極めて対応すればよかったと反省しています。あと自分のクラスの学生が同じ質問をスラスラ答えるのを見て、できる学生だったんだと気づかされました。ずっとできないと思ってたから、今までごめんと謝りました(笑)

4.準備はたくさんしたほうがいい

自分では準備してるほうだと思っていたんですが、全然足りてないことに気づかされました。
やっぱり授業が素晴らしい先生は、たくさん準備されてます。
兎にも角にも準備!準備すればするだけ、いい授業になります。

5.流れも考えよう

わたしは楽しくすることばかり考えて授業を作っていました。だからバラバラで流れがなかったんですが、できる先生はテーマがあり(例えばJLPTとか)うまく最初から最後まで流れるような授業なんです。学生はテーマを思い出せば、その日に習った文型も一緒に思い出せる。すごくいいですよね。

6.教室を掃除しよう

授業が始まる前と終わった後、きれいに掃除してる先生がいました。その先生曰く「プロですから」
わたしは、それまで、ざっと気になるとこしか掃除してなかったのですが、その日から、ちゃんと掃除するようにしました(汗)
ちなみに千葉の日本語学校では学生さんが掃除していました。

7.中国語と日本語

中国語ができる先生の授業はどうしても中国語が多くなります。学生が中国語で話しかけてくるからです。せっかく日本語で教えていても話が外れたとたん中国語になってしまいます。中国語ができても出来ないふりをするのがいいのかな。若くて可愛い女性の先生でしたので、学生からよく口説かれてるようでした。中国語ができるから、そうなりますよね(笑)
見学する以前、そのクラスと同じ時間帯で中国語の授業をわたしは受けていました。教室か隣になったときは、わたし「中国語ばっかり聞こえてきたよ」中国語ができる先生「あれ~っ、そちらからは日本語ばっかり聞こえましたよ」といってお互い笑ってました。

8.レベルによって順番をかえる

できる日本語の授業は「チャレンジ→言ってみよう別冊→言ってみよう」の順番でやっていたのですが、見学したときに順番が違う先生がいましたので授業後に聞いてみたところ「学生のレベルによって順番を変えている」と答えてくれました。たしかにそのほうがいいかもと思える授業でした。わたしは何も考えず愚直に順番を守っていたので、それを聞いてちょっと恥ずかしくなりました。
そういうことは授業見学しないと、私の頭では一生気づかなかったかもしれません。

9.中国語で解説

チャレンジの前に文法解説を中国語で教えてる先生がいました。ちょっとビックリしたのですが、学生さんの反応はとてもよかったです。
わたしは学生さんに感覚で覚えてもらいたくて、絵やジェスチャーなどいろいろ工夫して教えてます。たぶん記事を読んでるみなさんや多くの日本語教師はそうしてますよね。千葉で教えていたときの留学生は、みんなそれで理解してくれたのですが、台湾の学生さんは、わたしが導入した後、スマホで調べちゃうんですよね。いつもガクッとしちゃってました。お国柄かなぁ、中国語の意味がわからないと嫌みたいなんですよ。
ベトナムで日本語を教えている友達から聞いたんですが、ベトナムではベトナム人先生がベトナム語で文法を教えて、会話などを日本人先生が担当してるようです。
何がいいかはその国によって違うのかな、それとも学生さん次第でしょうか。

10.ピクチャーカードの扱い方

手でピクチャーカードを持ってパラパラする人が多かったです。また、あえてWBに貼らないで教科書のイラストを見て会話(言ってみよう)のペア練習をする先生もいました。
わたしはいつの間にか何でもかんでもWBに貼る癖がついていました。養成講座のときは、手でピクチャーカードをパラパラしてたんですが…いつからかワンパターンになってたんですね。
授業見学で気づきました(汗)

以上、日本語教師の授業見学は短時間でスキルアップ!10のよかったことでした。
快く授業を見学させてくれた同僚たちに感謝の気持ちを捧げます。

では、またね!

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