1人きりの日本語教師はコースデザインを考えよう!
こんにちは、ぱんずです。
コースデザインをしってますか。
(知ってる)と答えた人は、日本語教師か日本語教師を目指されてる人ですね。
まあ、他の学問でもコースデザインはありますが…(汗)
いわゆる赤本(日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド)の第5版なら、224ページ~230ページに書かれています。
(はい、じゃ、そこ読みます。さよなら~)
って、まだ行かないで(涙)
この記事を読んでから、赤本を読んでくださいm(__)m
仮に、もしも外国で1人で日本語を教えなければならない状況になったとき、必要になってくるのがコースデザインなんです。
わたしごとですが…
実は日本語教師養成講座を受講してるとき、中国の上海から船で行く離れ小島にある日本企業の造船所の日本語教師募集に申し込んでいました。
2次面接までしたので、ほぼほぼ決まりかと思い準備してたのですが、さんざん待たされた挙句、不採用でした(汗)
もし行くことになっていたら、1人で教えなければならなかったんです。
だから、養成講座で習ったコースデザインは、すごく印象に残っていました。
コースデザインをざっくり言うと、
情報を集めて→決めて→作成する
(おいおい)
ざっくりした流れです(汗)
コースデザインを考えよう
では、先ずは情報集め
学習者の情報
日本語学習歴、現在のレベル、学習目的、目標、ニーズ、
年齢、母語、性別、日本人との接触、
授業以外に日本語を学習できる時間の有無など
日本語学習者の日本語レベルやどうして日本語を勉強しているのかを知るこことが大事ですね。
たとえば学習目的がJLPTの試験対策だったら、まったく教え方が変わります。
日本語のレベルチェックに関しては、下記の記事も参考にしてみてください。
スピーキング・テストの採点からレベルチェックまで「できる日本語」が優れた教科書である理由
クラス 学校の情報
1クラスの人数、教育方針、目標、
教室、設備、教材(カリキュラム、教材が決まっているか)、評価法、
期間(開始~終了)、時間割、コマ数など
日本語学校によってクラスの人数や使っているテキストが違いますね。
わたしは千葉の日本語学校では、20人クラスで使用テキストは「みんなの日本語」
台湾の日本語学校では、少人数クラスで使用テキストは「できる日本語」でした。
ぜんぜん教え方がガラリと変わりました(笑)
オンラインなど個人レベルで教える場合は、日本語教師の経験をもとに日本語学習にあったテキストをすすめることになります。
日本語学習者がすでに使っているテキストや希望のテキストがあれば、なくべく希望のテキストやってあげたいですね。
たとえ未経験のテキストでもいいチャンスだと思いましょう(笑)
現地の情報
習慣、タブー、郵便事情、
学校のルール【学習者との関係(日本語以外で話してはいけないなど)、
学生と個人的になにかしていいか(学生と2人きりになってはいけないなど)、
成績が終わってクラス全員が出られるものはOK、ドアを開けたりするなど、
個人的なNG】
3つの情報を集めて、次に決めること
目標…JLPT N3合格など
教科書、教材…できる日本語、トライ日本語能力試験など
進度…クラスのレベルによる
評価法…会話テストなど
宿題…できる範囲で
そして作成します
シラバス(何を)
カリキュラム(どのような)
スケジュール(いつ)
教案etc
すみません、マジでざっくりしていて(汗)
でも、仮定の話なので、こうなっちゃうんですよね。
わたしが、もしも中国の離れ小島の造船所で日本語教師をしていたら、具体的なコースデザインを紹介できたんですが、そうならなかったので、しかたないですね(笑)
日本語教育能力検定試験の勉強は、けっして無駄ではなく、日本語教師にとって大事なことを学んでるのかな。
では、またねー
ぱんず
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