日本語教師はみんな使ってる教え方の本 6冊
最終更新日2023年5月2日記事修正
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こんにちは、ぱんずです。
日本語教師がよく使っている本をピックアップいたしました。
授業づくりの参考になれば幸いです。
どこの日本語学校でも常備してある日本語の教え方の本を選んでみました。
現状、オンラインで日本語を教えるのが主流になってきてますよね。
以前なら、日本語学校に行けば「あっ、こんな本があるんだ」と、目にすることができたのですが、オンラインだけで日本語を教えるとなると、日本語の教え方に関する本に出合うことはなくなりましたね。
今回紹介する6冊は、オンラインで教えている日本語教師の人に持ってても損はない、たぶん…と思います、の6冊をピックアップしました。
1.絵で導入・絵で練習
イラストを使って導入と練習をするための本です。
導入と練習用のイラストデータがCDに入っています。イラストを使った導入のしかたも書いてあります。
「絵で導入・絵で練習」があれば教材の準備がいらなくなるんです。
いたれりつくせりで、新人日本語教師のわたしをすごく助けてくれた神のような本でした。
ただ時代が古いため、今では使えないイラストもあります(汗)
黒電話など、etc…
「みんなの日本語」では、普通に使えたのですが、「できる日本語」では、未習語が多くて使えないイラストがけっこうありました。
「できる日本語」での練習用イラストの不足が、わたしがイラストを描くきっかけにもなりました。
あと、複数のイラストレーターさんが描いているので、上手い人と下手な人の個人差がけっこうあります。
2.日本語の教え方ABC―「どうやって教える?」にお答えします
日本語の初級に対応しています。簡単な文法知識や導入のしかたが載っています。巻末には絵教材があり何度か授業で使いました。
新人日本語教師のころ、導入のしかたが思いつかないとき、よくこの本を読んでいました。
この本との出会いは養成講座のときです。講師のある先生が授業中に「わたしが教えたことは全てこの本に書いてある」と言いきったんです。さすがに驚きましたが…でも潔いですよね(笑)
改訂版が発売されました。
改訂版 日本語の教え方ABC(授業で使える! 無料ダウンロード特典「お役立ちシート」付) (日本語教師ハンドブック)
新しいほうをおすすめします。
(2023年5月2日追加)
3.日本語授業の進め方 生中継
千葉で日本語教師をしてたとき、ベテラン先生が「授業見学してもいいよ」と言ってくれたのですが、別の先生に意地悪されて見学できなくなったんですよね。
そんな授業見学したいという思いを叶えてくれたのが、この本でした。
ベテラン先生の授業を見せていただき、大変ありがたかったです。
ベテラン先生であっても動画を撮るのはドキドキだったのかな?
緊張してるのが伝わってきました(2023年5月2日記事修正)
4.<初級者の間違いから学ぶ>日本語文法を教えるためのポイント30
マニュアル的な本ではあるのですが、読み物として面白かったです。
初級の誤用例から外国語ではどうなるのかも書いてあって大変参考になりました。導入例なども載っていますが、わたしはどちらかというと自分が理解するために読んでいました。
なるほど!って納得することがたくさん書いてあり、ワクワクしながら読みました。
個人的に紹介されていた尊敬語と謙譲語の歌(10人のインディアン)が好きです。学生の反応は残念ながらイマイチでしたが…
<初級者の間違いから学ぶ>日本語文法を教えるためのポイント30
<学習者からの質問に学ぶ>日本語文法を教えるためのポイント30 中上級編 も発売されました。
<学習者からの質問に学ぶ>日本語文法を教えるためのポイント30 中上級編
(2023年5月2日追加)
5.直接法で教える日本語
わたしが日本語教師のときに出会いたかった本です。
「直接法で教える日本語」があれば、日本語の教科書はそれぞれ違っても導入法は大かた解決するでしょう。
導入を考えるのは、楽しい時間ではあるけど、毎日忙しい日本語教師には、時間がないですから。
導入方法が書いてある本があると、助かるはずです。
「みんなの日本語」ならば、導入法が書いてある「教え方の手引き」という本がありますけど、導入方法の選択幅は多いにこしたことはないですよね。
以上、日本語の教え方の本6冊でした。
少しでも授業に役に立てたら幸いです。
では、またねー
ぱんず
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