日本語教師におすすめの本を5冊紹介
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今回のテーマは「日本語教師におすすめの本」です。
おもに授業に役に立った(メインのテキスト以外で)日本語教師用の本を選んでみました。
1.<初級者の間違いから学ぶ>日本語文法を教えるためのポイント30
話しかけやすいのか、それとも教え方が下手なのか。わたしは学生から質問を受けやすいようです。
急に質問されても答えられるように、準備してますが、だいたい次の授業で説明しています(笑)
この本は「とばたらなら」や「はとが」の使い方など、なるほど!って納得することが書いてあり何度も助けられました。個人的にこの本で紹介されていた尊敬語と謙譲語の歌が好きです。学生の反応はいまいちでしたが…
<初級者の間違いから学ぶ>日本語文法を教えるためのポイント30
中上級編向けのシリーズ本も発売されています。
<学習者からの質問に学ぶ>日本語文法を教えるためのポイント30 中上級編
<学習者からの質問に学ぶ>日本語文法を教えるためのポイント30 中上級編
2.日本語の教え方ABC―「どうやって教える?」にお答えします
養成講座から日本語教師をはじめたころまで導入のしかたが思いつかないとき、この本をよく読んでいました。この本の出会いは養成講座のとき、講師のある先生が「わたしが教えたことは全てこの本に書いてある」と言いきったんです。さすがに驚きました!でも潔いですよね(笑)
改訂版が新しく発売されました。
改訂版 日本語の教え方ABC(授業で使える! 無料ダウンロード特典「お役立ちシート」付) (日本語教師ハンドブック)
改訂版 日本語の教え方ABC(授業で使える! 無料ダウンロード特典「お役立ちシート」付) (日本語教師ハンドブック)
3.絵で導入・絵で練習
この本のイラストには、本当にお世話になりました。導入や練習でよく使いました。わたしはイラストを紙に手描きするのをやめて、iPadでイラストを描くようになってからは、自分の絵(iPad)を使って授業で練習するようになりました。でもベースはこの本にあります。感謝です。
よろしかったら、ぱんずの無料教材も使ってください。
4.TRY! 日本語能力試験 N3(N4、N5 )文法から伸ばす日本語
先に言います。台湾で出版されてた本とたぶん同じ本だと思いますが…違ってたらごめんなさいm(__)m
台湾でJLPTのN3対策を行うために使いました。各章短いお話からはじまる内容で楽しみながら学生と授業ができました。N3対策としては、この本だけでは物足りないのですが、文法の説明とか分かりやすく書いてあり、イラストも可愛いので、できる日本語を使った授業でも問題と合わせて使っていました。わたしは、できる日本語 初級用にN4、N5も使っていました。
N1~N5まで中国語やベトナム語バージョンもあります。
5.みんなの日本語副教材 教え方の手引きなど
台湾の日本語学校のテキストは「できる日本語」でした。「できる日本語」には現状、教え方の手引きがありません。ではどうやって教えるか悩んだとき、「みんなの日本語の教え方の手引き」を読んでました。教え方の手引きはある意味万能です。すばらしい!
わたしは持っていないのですが、みんなの日本語の以前のテキスト「新日本語の基礎」の「日本語の教え方の秘訣」のほうが見た感じ内容は濃いと思います。もしテキストがみんなの日本語ではなく、わたしのように参考書として使うのなら「日本語の教え方の秘訣」がよいかと思います。
みんなの日本語副教材は「書いて覚える文型練習帳」も同じくテキストが違っても使うことができました。
新日本語の基礎 日本語の教え方の秘訣
日本語の教え方の秘訣―「新日本語の基礎1」のくわしい教案と教授法〈上〉
日本語の教え方の秘訣―『新日本語の基礎1』のくわしい教案と教授法〈下〉
6.どんなときどう使う 日本語表現文型辞典
万能な文法書としては、この本があればいいかなと思います。紙の本が使いやすいのですが、分厚いのでわたしはkindle版を使っています。養成講座のとき、講師の先生に「これがあると便利だよ」と教えていただきました。辞典ではありませんがkindleの読み放題で「どんなときどう使う 日本語表現文型500」というがあります。試しにこちらを使ってみるのもいいかと思います。
以上、日本語教師におすすめの本でした。
みなさんのおすすめの本があれば教えていただけると幸いです。
では、またねー
ぱんず
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