おすすめのアジア映画の名作 勝手にベスト10

映画




おすすめのアジア映画の名作 勝手にベスト10

今回は、2022年1月3日の記事、勝手にベスト10の第3弾!
「週末におすすめのアジア映画、勝手にベスト5」
ベスト5からベスト10に再編集したものです。

前回の記事と順位に変更があることを了承ください。
また今後の勝手にベスト10は、カンフー映画、カルト映画、周哥(チョウ・ユンファ)を予定しています。
こうご期待!
※画像はAmazonから(salaam|namaste以外)

アジア映画の名作 勝手にベスト10

1.きっと、うまくいく(インド)
2.ゴッドギャンブラー(香港)
3.ロマンス・オン・メニュー 約束のミートパイ(オーストラリア、アメリカ)
4.インファナル・アフェア(香港)
5.初恋のきた道(中国)前回2位
6.バッド・ジーニアス 危険な天才たち(タイ)
7.イルマーレ(韓国)前回3位
8.プロジェクトA(香港)
9.ソウルウェディング〜花嫁はギャングスター3〜(韓国、香港)前回4位
10.ソフィーの復讐(中国、韓国)

11.ドラゴン・フォー 秘密の特殊捜査官 隠密(中国)前回5位
12.牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件(台湾)
13.恋する惑星(香港)
14.猟奇的な彼女(韓国)
15.クレイジー・イングリッシュ(中国)
16.少林サッカー(香港)
17.salaam|namaste(オーストラリア、インド)
18.クローサー(香港)
19.月夜の願い(香港)前回1位
20.青いパパイヤの香り(ベトナム)

香港8作品
中国4作品
韓国4作品
インド2作品
オーストラリア2作品
タイ1作品
ベトナム1作品
台湾1作品

国が片寄ってて、ごめんねー

1.きっと、うまくいく(インド)

インドのエリート大学で同じ部屋になった3バカトリオ(自由人のランチョー、機械より動物好きなファルハーン、なんでも神頼みのラジュー)の友情物語。
難しい試験や教師の圧力に悩む日々の中、ランチョーの影響でファルハーンとラジューは自分の才能を見つけだし夢へ向かう決意をします。
でもランチョーは10年も行方不明。
ファルハーン、ラジュー、そしてライバルで優等生のチャトル(お笑い担当)がランチョーを探す旅に出ます。

教育って何だろう?
夢を叶えるためにはどうすればいい?
と悩んでるあなたにランチョーが答えを教えてくれます。
インド映画ならではの歌やダンスも盛りだくさん。
笑いもあり、楽しくて、3時間はあっという間。

スティーヴン・スピルバーグが「3回も観るほど大好きだ」と絶賛して有名になりましたが、わたしは30回以上見てます(;^_^A
ここ10年いろんなことがあって、落ち込むたびに「きっとうまくいく」を見ていました。

 

2.ゴッドギャンブラー(香港)

天才ギャンブラーで賭神と言われるコウの物語。
コウは事故で記憶をなくし、子どもみたいになってしまう。
記憶をなくしたコウをナイフととジェインが拾って面倒をみます。
ナイフはコウがギャンブルが得意なことに気づき、一緒にお金を稼ごうとします。
コウの宿敵は、彼が記憶喪失だと知らずにコウを殺そうとする。

チョウ・ユンファとアンディ・ラウの共演。
チョウ・ユンファのかっこいいところと子どもみたいなところが見れて、最後はスカッとする映画です。

周哥(チョウ兄貴)が大好きで、出演している香港映画はたくさん見ました。できればハリウッドに行かずに香港に残ってカッコいい映画にたくさん出演してほしかったけど、この当時の香港映画の監督ジョン・ウーもハリウッド進出したから時代の流れで、仕方なかったのでしょうね。

 

3.ロマンス・オン・メニュー 約束のミートパイ(オーストラリア、アメリカ)

ニューヨークでシェフをしているキャロラインがオーストラリアの叔母のカフェを相続することになります。
カフェを売りたいキャロラインと、売ってほしくない従業員たち。
キャロラインは、カフェのシェフであり宿泊宿のオーナーでもあるサイモンと出会いほのかな恋心をいだきます。
そんなとき元カレがオーストラリアやってきて、サイモンに誤解されてしまいます。

料理や恋愛をテーマにしたラブコメディ。
ドリュー・バリモアのラブコメ映画みたいな感じです。
美しいオーストラリアの海辺の町も素敵でオーストラリアに行きたいって思っちゃいました。
2023年10月7日現在、Amazon prime videoで見ることができます。

4.インファナル・アフェア(香港)

警察とマフィアの間にそれぞれスパイが潜入するという物語。
警察に潜入したマフィアのスパイはラウ、マフィアに潜入した警察のスパイはヤン。
お互いの正体を知らないまま10年間、危険にさらされながら生きてきましたが、ある事件をきっかけに、両方の組織がスパイの存在に気づきます。
ラウとヤンはそれぞれ自分の立場を守るために、相手のスパイを見つけ出そうとするハラハラドキドキのサスペンス。

警察とマフィアって、どこか似てるんですかね。
ラウとヤンは敵同士なのにソックリなんです。
お互い選んだ道に後悔や苦しみを感じながら生きています。
トニー・レオンとアンディ・ラウの2大香港スター共演。

 

5.初恋のきた道(中国)

チャン・ツィイー(章子怡)のデビュー作
古き中国の農村で出会った小学校教師の青年と17歳の少女の恋物語。
青年は父親の訃報を聞いて故郷の村に帰る。町で急死した父の遺体を村長たちはトラクターで運ぶというのに対して、母は、伝統通りの葬列で村まで棺を担ぎながら帰りたいと言う。

初めてみたのが飛行機の中でした。思いっきり泣いてしまい、すごく恥ずかしかった記憶があります。チャン・ツィイーの変な走り方が何故か泣ける(笑)

母と父が出会った時代が文化大革命の頃。
ドキュメンタリーで見る文化大革命は怖くて恐ろしい国というイメージでしたが、農村では、普通にほのぼのしてたのかな。
そういう意味でも映画を見て救われた感じかします。

監督は「紅いコーリャン」「菊豆(チュイトウ)」「活きる 」のチャン・イーモウ。
チャン・イーモウ作品では、嫌々先生にされたれた農村の女の子がみんなの願いを叶えるために村を出る「あの子を探して 」が超おすすめ。
「サンザシの樹の下で」もいい作品です。

 

6.バッド・ジーニアス 危険な天才たち(タイ)

新世代のタイ映画。
「チョコレート・ファイター」とは、ぜんぜん感覚が違います。

タイの高校生リンとバンクは頭がいいのにお金がない。
お金持ちのパットとグレースは、貧しいリンやバンクを利用して試験に合格しようとします。
リンやバンクは、お金のためにカンニングをすることに罪悪感を感じつつ、やめられない。
リンはピアノを弾くハンドシグナルなどでカンニングさせます。
リンのカンニングは人気になって、たくさんの生徒が利用することに。

カンニングの方法や展開がとてもスリリングです。
ラストのシドニーでの試験は、ハラハラドキドキの連続でした。
2023年10月7日現在、Amazon prime videoで見ることができます。

 

7.イルマーレ(韓国)

チョン・ジヒョン主演
過去と未来をつなくポストは、2人の運命を変えることが出来るのか。
海辺の家に届いた消印のない手紙。過去と今を生きる2人の文通がはじまる。

1997年にその家に住んでいたハンと、1999年にその家に住んでいたウンジュが、ポストを通じて手紙をやりとりします。
ふたりは同じ時代に生きていないので、会うことができません。
それでも、ふたりは会える方法を探そうとします。

ハリウッドでリメイクされたチョン・ジヒョンの代表作。

8.プロジェクトA(香港)

ジャッキー・チェンが監督・主演・脚本・武術指導をしたアクションコメディの名作です。
20世紀初頭の香港。
海賊と戦う水上警察のドラゴン(ジャッキー・チェン)は、海賊の首領を捕まえるために、陸上警察のジャガー(ユン・ピョウ)や、盗賊のフェイ(サモ・ハン・キンポー)と協力(ときには対立したり)しながら、さまざまな困難に立ち向かっていきます。
ジャッキーが怪我をされた時計台から落ちるシーンは、圧巻です。
七小福の3人が揃う映画の中で文句なしの1番です。

9.ソウルウェディング〜花嫁はギャングスター3〜(韓国、香港)

スー・チー主演。
B級だけど、面白さは超A級!それもシリーズ3作目(何で?)でも前の2作と関係ないみたい。ちょっとお色気ありのアクションラブコメディ。
香港マフィアの会長は、娘(アレン)を抗争から守るため韓国に避難させる。アレンのボディガードは韓国ギャングのギチョル。
言葉の通じない2人。ギチョルは、ヒットマンからアレンを守ることができるのか。

10.ソフィーの復讐(中国、韓国)

漫画家のソフィーが、結婚間近だった彼氏のジェフにふられてしまったあと、彼を取り戻すため、いろいろなことをするコメディーです。
ジェフは人気女優のジョアンナと付き合い始めてしまいます。
ソフィーは、ジョアンナの元彼のゴードンや友達のルーシー、おばあちゃんなどと協力して、ジェフを嫉妬させたり、ジョアンナと別れさせようとします。
でも、その間にゴードンと仲良くなってしまったり、自分の漫画が売れなくなったり、さまざまなトラブルに巻き込まれ、最後は、ソフィーは本当にジェフが好きなのか?自分が何をしたいのか?を気づくことになります。

チャン・ツィイーさんがとてもカワイイ。
恋愛や夢や友情について元気づけられる映画です。

次は11位以下




 

11.ドラゴン・フォー 秘密の特殊捜査官 隠密(中国)

宋代末期、超能力を使い悪に立ち向かう秘密の4人組「四大名捕」
日本タイトルは「ドラゴン・フォー」

中華圏で最も有名な武侠小説家の金庸さんが大好きで、小説のみならずTVドラマ化された作品をよく見ていました。そのドラマ「神鵰侠侶」中国2006年版のヒロイン役リウ・イーフェイと「倚天屠龍記」中国2009年版の主役ダン・チャオの共演というだけで、ワクワクして見た記憶があります。

リウ・イーフェイは、その後、ディズニー映画「ムーラン」の主役になったので、知ってる人も多いかと。

ドラゴンフォーは、それぞれ違う能力を持っています。
冷血という男の人は剣がとても上手。
無情という女の人は超能力で物を動かしたりすることができる。
鉄手という男の人は力が強い。
追命という男の人は足が速い。

4人の捜査官の活躍をぜひ(^_-)-☆

中華圏で超有名!金庸の武侠小説を読もう。中国方面へ行く日本語教師必見!

 

12.牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件(台湾)

1961年に台湾で起こった本当の事件を映画化。
主人公の小四という男の子は、中国から台湾に移ってきた家族と一緒に暮らしています。
小四は夜間の学校に通っていて、不良グループの仲間と遊んだり、エルビス・プレスリーの歌を聞いたりしています。
ある日、小四は小明という女の子に出会って恋をします。
でも、小明は別のグループのボスの彼女でした。
小四は小明を取り戻そうとしますが、グループ同士の争いや家族の問題などに巻き込まれます。
最後には、悲しい結末が…

中国から台湾に移ってきた人たちと、台湾にずっと住んでいた人たちとの関係や対立、子ども同士で殺しあったり…
1961年って、そんなに古くない気がしますが、今の心優しい台湾の人々からは、想像できない世界観です。

この映画をきっかけにエドワード・ヤン作品を映画館でよく見ていました。
90年代、台湾映画界の中心的存在でした。
エドワード・ヤン作品は「台北ストーリー」「ヤンヤン 夏の想い出」そして、おすすめは「エドワード・ヤンの恋愛時代」

 

13.恋する惑星(香港)

香港の街で起こる2組の男女のおしゃれでカワイイ映画。
1組目は、失恋した刑事とパイナップルが好きな女の子。
2組目は、不法侵入をする女の子と気づかない刑事。

フェイ・ウォンの不思議ちゃんぶりと、BGMのママス&パパス「夢のカリフォルニア」(The Mamas & The Papas  California Dreamin’) がめっちゃいい!
またエンディングでフェイ・ウォンが歌うクランベリーズ「ドリームス」のカバー曲「夢中人」に魅了されました。
エンディング中に映画館で誰1人席を立たなかったような記憶があります。

香港へ行ったときは、必ず映画に出てくる重慶大厦とヒルサイド・エスカレーターに聖地巡礼してます。

 

14.猟奇的な彼女(韓国)

チョン・ジヒョンの魅力たっぷりの映画。
キョヌは、電車のホームで酔っ払って倒れていた女の子を助けます。
その女の子は、とてもきれいでかわいいけど、すごく乱暴で勝手でおかしなことをします。
彼女はキョヌにいろいろなことをさせたり、怒ったり、泣いたりしますが、本当はキョヌのことが好き、キョヌも彼女のことが好きになって、ふたりは仲良くなりますが、彼女にはある秘密がありました。

この映画のラストが好きです。
20回くらい見たかも(;^_^A

 

15.クレイジー・イングリッシュ(中国)

中国で英語を教える先生のリー・ヤンのドキュメンタリー。
リー・ヤンは自分で考えた英語勉強法「瘋狂英語」を使って、中国全土で英語を教えます。
その勉強法がとても変わっていて、大声で英語を叫んだり、体を動かしたり…

リー・ヤンがやることはクレイジーだけど、心の底から本当に英語が好きで、中国の人たちに英語を教えたいと、熱意や情熱が伝わってくる。

この映画を見て英語の勉強がしたくなりました。
1999年当時の中国って、自転車がメインころ。
今の中国の20年くらい前、ずいぶん違いますね。

 

16.少林サッカー(香港)

チャウ・シンチーのサッカーと武術を組み合わせたコメディ映画。
元サッカー選手で怪我で引退したファンと、少林拳という中国の武術を使ってサッカーをするシン(チャウ・シンチー)の物語。
ファンはシンのすごい脚力に感動して、サッカーを教え、シンは少林拳の仲間たちを集めて、サッカーチームを作ります。

シンに恋してるムイ(ヴィッキー・チャオ)が頭つるつるで太極拳を使ってゴールキーパーをする場面が好きですね。

 

17.salaam|namaste(オーストラリア、インド)

オーストラリアで暮らすインド人のラブストーリー。
ニッキーは、ラジオのDJ、自由に生きたいと思う人。
サイドに出会って恋に落ちます。
ですが、性格や価値観が合わなくて、喧嘩ばかり…

デリーの映画館で観ました。とても楽しくておもしろい!
絶対日本に入ってくると確信があったのですが、あれーっ、まったく音沙汰なし。
「salaam|namaste」って、たいした映画じゃなかったのかな?なんて忘れかけてたときに秋葉原のニュー秋葉原センター(いろんな店が入ってる)でインド人が営業しているお店があって、そこに「salaam|namaste」のDVDがあったんです。もうビックリ!
DVDは4作品くらい展示してあって、いちばん目立つところに「salaam|namaste」がありました。
映画が面白かったことを伝えると店員さんも喜んでくれて、2000円で売ってくれました。コピーじゃないですよ。
映画はインドで人気があったことを聞いたので、やっぱり面白いのは間違いないです。
「またお店に来るから、そのときに別の面白い映画おしえて」1と約束したのですが、次行ったときはお店がなくなってました。残念。

日本に入って来てない作品ですが、今はネットで動画を見れる時代、きっとどこかで見るチャンスはあるはず。
わたしはDVDを持ってるけど(笑)

 

18.クローサー(香港)

スー・チー&ヴィッキー・チャオ主演のアクション映画
電脳天使と呼ばれる美人姉妹の殺し屋リンとクワンと、彼女たちを追う女刑事コンの物語。

スー・チーのアクションがめっちゃカッコよくて、この映画いいじゃん!と思ったら、前半で死んでしまう。主役だと思っていたら、まさかの展開。
その後は、妹役のヴィッキー・チャオが代わりに戦うんですが…
まあ、どっちも好きな女優さんですし、いいんですけど(;^_^A

古い東映のギャング映画で、前半高倉健、後半鶴田浩二というのを見たことあるけど、そこまでの違和感はなかったです。
ヴィッキー・チャオは最初っから出てるので。

和製ドラゴンの倉田保昭さんがすごかったです。
このとき何歳だったのかな?

納得できないとこはあるけど、好きな映画です。

19.月夜の願い(香港)

父親と息子の心温まる物語。
ユンは、父親のファンと仲が悪くて、いつもケンカばかり。
ある日、ファンが事故で入院。
ユンは、40年前の香港にタイムスリップ。
ユンは若き日の父親や母親に出会って、一緒に暮らすことに。

レトロな香港の街が再現されています。香港版「三丁目の夕日」のよう。こっちの映画のほうが古いのですが…

当時は、すごく面白かった印象だけど、久しぶりにYouTubeで見て、あの時ほど面白くは感じませんでした。
でもいい作品ですよ。

20.青いパパイヤの香り(ベトナム)

ベトナムのサイゴンで暮らす少女ムイの成長と恋の物語。
ムイは10歳のときに、裕福な家族の家に奉公人として雇われます。
そこで彼女は様々な人や物に出会って、少しずつ大人になっていきます。

昔、CDの輸入コーナーで「ジャケ買い」というのをやってました。
惹かれるジャケットのCDを買ってみるやつです。
今は何でも買う前にググっちゃうから、もう当たりハズレのスリルはないですね。
「青いパパイヤの香り」もポスターに惹かれて見に行った記憶があります。けっこうインパクトがありますよね。
映像が美しくて静かな映画だったのと、少女時代が意外とはやく終わっちゃったのが残念とか、思ったり…

ベトナムには、まだまだ農村が残っていて、いまでも美しい風景は見ることができます。
この映画を見て、ベトナムを好きになってほしいな。

以上、おすすめのアジア映画の名作、勝手にベスト10でした。

では、またねー

ぱんず

お正月におすすめの映画(洋画編)勝手にベスト10

年末年始におすすめの日本映画、勝手にベスト10

クリスマス映画「素晴らしき哉、人生!」フランク・キャプラ作品




コメント