小テストときどきディクテーション
今回のテーマは「小テストときどきディクテーション」です。
みなさんは小テストなどされていますか。
わたしは台湾の日本語学校で授業の最初に小テストを行っていました。
(テストが嫌いな学生には行っていません。趣味で習ってる学生がほとんどだったので)
ことばテスト(中国語の横に日本語の意味を書くテストです)
ことばを覚えるのに効果的なのですが、毎回毎回ことばテストだと、
刺激がないので、ときどきディクテーションを行っていました。
特に音声などは用意してなくて、わたしがその場で言って学生が書くというやりかたです。
聴いて書くのは、けっこう難しいようで、毎回何度も何度も言ってあげていました。
ディクテーションはことばテストでは見られない学生の弱点も見えてきます。
問題は質問形式にしています。
わたしが言った質問を書いて、尚且つ学生さん自身の答えを書くようにしています。
こんな感じです。
例)
Q お名前は?
A 李小龍です。
これは学生に説明するときに使っています。1回目のとき学生さんは緊張するので、この例をあげると「あああ、簡単なんだ」と安心させて「これは出ませんよ」というと学生ががっかりします。
どうして質問形式かというと、千葉の日本語学校で教えていたとき使用していた教科書(みんなの日本語)の課末の聴解問題がこのスタイルだったんです。当時、聴解問題を留学生たちがすごく楽しくやっていたのを思い出します。代表で何人かWBに板書して、答えを見てみんなで笑ったり、わいわいやっていました。終了後、用紙を回収して授業の後にチェックするんですが、思わぬ珍回答があると、何十枚とあるその日の添削物で疲れてることを忘れさせてくれるくらい笑顔にさせてくれました。
できる日本語の聴解問題は、ほぼクイズ形式です。これも楽しいのですが、ディクテーションは書く練習にもなるし、ときどき取り入れるといいかなと思います。そして珍回答に癒されます(笑)
台湾の日本語学校の同僚はシャドーイングをやっていました。
わたしも刺激され試しにやってみたのですが、台湾のわたしのクラスの学生さんみんなでパクさんの声までマネするので、吹き出しちゃいました。
せっかくですので、ディクテーション用紙をダウンロードできるようにいたしました。
もしよろしかったら、下記からダウンロードしてみてください。
使っていただけたら、幸いです(2020年7月2日追加記事)
以上、「小テストときどきディクテーション」でした。
楽しい授業になりますように!
ディクテーション用紙 (6595 ダウンロード )
では、またねー
ぱんず
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