捨ててしまった教案
今回は「捨ててしまった教案」について書きます。
捨てたといっても印刷した教案なので、元データはクラウドに残っています。
日本語教師を辞めた今は、その教案を捨てなきゃよかったって後悔しています。
捨てた教案は、「みんなの日本語 第25課」はじめて日本語教師として授業をしたときの教案です。
はじめての授業は(ひどかった)と何度かブログ上で書いてますが、授業が上手く出来なかったショックに加え、S先生にたくさんお叱りを受けたことも心の傷になって残っています。
すべて自分のせいだし、ひどい授業をされた学生さんにも悪いし、いろいろ考えると気が滅入ってしまいます。
その後、どんなにいい授業をしても、最初の授業のことを思い出すと、落ち込んでしまうのです。
捨てた教案は、S先生が添削してくださったものです。
全ページ上から下まで、赤ペンで真っ赤っ赤。
見事なまでのダメだしでした(汗)
台湾に行く前、持ち物を捨てなければならない状態だったのですが、日本語の資料などは台湾に持っていきました(持ちきれないものは、弟に預けて)
資料のいるいらないをチェックしてるとき、(こんなもの持っていったら、台湾で落ち込んでダメになる)と、ふと、思っちゃったんですよね。捨てなくても、弟に預ければよかったって、すごく後悔してます。
日本語教師養成講座のとき、講師の先生に教案を添削してもらったら、すごく嬉しかったんです。その教案は、たぶん全部残してあると思います。
SMI日本語教師養成講座で森田校長先生に添削してもらった教案
だから何だろう…添削でもこんなに違う感情がわくものなんだなぁって。
自分の感情がどうあれ、S先生がわたしのために添削してくれたのに、それを捨てるなんて、ホントに酷いなって思うんです。
あのときの自分を殴ってやりたいくらい。
添削した教案を受け取った後、何度も読んだかもしれないけど、日本語教師として経験を積んで時間がたった今読むと、きっと、あたらめて参考になるようなことが書いてあったと思うんです。
捨てたのは、もったいないし、S先生には、すごく申し訳ない気持ちでいっぱいです。
「みんなの日本語 初級」第24課まで教案をUPして、いよいよ次は第25課になったとき、当時のことを振り返ってみました。
※追伸
S先生が添削してくださった教案、捨てたと思ってたら見つかりました!
うそ!奇跡みたい!
養成講座のときの教案の画像を撮ろうと資料を探してたら、出てきました。
どうしてだろう?
土壇場で思いとどまったのかな?それとも捨てたつもりになってただけ?
※追伸2
全て思い出しました。
イメージ(もっと真っ赤っ赤だった)と違ったので、おかしいと思って考えてみたんです。
授業の数日前に一度、S先生に教案を提出してました。その、どうしようもない教案を捨てたようです。一応、その教案で指摘されたところは、授業当日に使った教案で直してあるので、捨ててもいいかと思ったんですね。
でも、当日に使った教案や2回目、3回目のときの教案も養成講座のときの資料の1番下にかくしてあったので、ホントに捨てようと思い、でも土壇場で思いとどまったのでしょう。
とにかくホントによかったです(≧▽≦)
※追伸3
S先生は、丁寧にいろんなことを書いてくださっていました。
あらためて今読むと、当時たくさんのことを伝えようと、一生懸命書いてくれたんだってことが分かります。
教案のことだけではなく、授業を見て気づいたこともたくさん書いてくれてました。
教案の裏の白紙部分にもいっぱい書いてあるんです。
普通そこまで、1人の教師のためにやってくれないですよね。
読んでて感激してしまいました。
すごくありがたいです(涙)
一生の宝物にします!
(何だよ!記事読ませて、それか)って突っ込まないでください(汗)
あと、教案はお見せできないです(直した教案も真っ赤っ赤なので)
では、またねー
ぱんず
★日本語教師のことが知りたいあなたへ
日本語教師のインタビュー記事を参考にしてください。
コメント